キャンパス紹介

衛津路キャンパス


 1952年の年初、教育部では、天津大学、南開大学、津沽大学の再編に関する提案が採択されました。具体的には、天津大学の理学院が南開大学に、南開大学と津沽大学の工学院が天津大学に合併されると同時に、天津大学が西沽から七里台に引っ越し、新しいキャンパス、即ち今の衛津路キャンパスを建てる、という内容でした。当時の土木建築学部の宋秉沢教授が、七里台衛津路新キャンパスの建設を統括しました。大学が自力でインフラ整備のチームを組織し、測量、デザインから工事まで、わずか半年の間、一定規模の大学キャンパスを建てました。

 天津大学衛津路キャンパスは、敷地面積が182万平方メートルで、建築面積が142.5万平方メートルあります。環境の整った、景色の美しい「花園式」大学と誉め称えられています。毎年4月に催される「海棠祭り」は、万人以上の市民を引きつけます。キャンパスに図書館が2か所あり、その建築面積が合わせて2.6万平方メートルです。蔵書が合計260.34万冊であり、そのほか、多種多様な音声映像資料やマイクロ資料、CDデータベースなども所蔵されています。


北洋園キャンパス

建設の内容と目標

 天津大学北洋園キャンパスは、合計130万平方メートルの建築面積を持っており、「統一計画、段取りよく工事を行う」という原則に基づいて建設を進めています。第1期の建設は2015年にほぼ完成しました。本館、行政棟、総合実験棟、図書館、体育館、教職員活動センター、学生活動センターや各学科グループ等、22の部分にわけており、建築総面積が90万平方メートル以上に達しています。

 北洋園キャンパスの第1期工事完成後、学科グループごとに引っ越すことになります。引っ越し後、在籍学生が21000人に達し、教育と科学研究といった主要な機能が新キャンパスに集中する見込みです。また、衛津路キャンパスはハイレベルの教育、新興学科の育成、重大科学技術難関の突破、文化的クリエイティブなどをメインにする拠点になります。 

  所在地周辺環境

 天津大学北洋園キャンパスは、海河中流の南岸、天津市の中心市街区と濱海新区の間、津南区海河教育園区の中心部、緑回廊の西側に位置しており、東に園区緯二路まで、南に津港高速道路まで、西に薊汕道路まで、北に園区緯六路までです。衛津路キャンパスから約23キロメートル離れています。

 天津大学北洋園キャンパスは、南開大学の新キャンパスと隣接し、間に1平方キロメートルの緑化帯を共有し、北に多くの高等職業大学があり、資源の共有や優位資源の相互補完などができます。キャンパスには先鋒河、衛津河等、多くの川が流れています。南開大学とは、それぞれ緑化帯の東西に位置し、川や様々な植物に囲まれており、美しい自然環境に恵まれています。また、交通の便がよく、今後は地下鉄M3M6で衛津路キャンパスまで行けるようになります。また、周りに津晋、津港等多くの高速道路が縦横に走っているため、非常に便利です。

全体的な計画構想と理念

 北洋園キャンパスの建設計画は大学の改革と成長に結びつき、規模の安定化、構造調整、質の向上という構想に基づき、ハイレベル人材の育成能力を大幅に向上させ、博士前期・後期課程の大学院生や留学生の数を増やし、天津市の国際的影響力を高めていきます。また、建設計画は大学の理念、発展目標、歴史文化の風格や特色に適うようにし、人材育成を本とすること、各学科の融合、厚みがありそして素朴、生態面の調和、オープンで便利等の理念を現し、人文的で、グリーンな、調和のとれた、インテリジェンス型のキャンパスの構築に力を入れています。建設計画は「一つの中心と三つの融合」という理念を表すものです。すなわち、学生の成長を中心とし、各学科の集約と融合、教育と科学研究の融合、学生と教員の融合を形成させます。


不朽の精神の北洋大学と天津大学は代々伝わるキャンパスである